こんにちは、家計管理と投資を楽しむ投資家ママ吉川あいか(@AikaKikkawa)です。
2014年から投資×副業を開始し総額255万円達成。支出削減も行い2年で1026万円つくりました。収入UP・支出削減・投資でママでも出来る資産づくりを発信しています。
投資を始めてみよう!と思ったあなた。いざ始めようとしたらどの証券会社がいいか?何を買えばいいか迷っていませんか?
今日は投資初心者必見!信託報酬の安い投資信託について書きます。
この記事で分かること
- 信託報酬が与えるリターンの差
- ローコスト投資信託の構成銘柄でみる内容の違い
目次
信託報酬が安いほうがいい理由
信託報酬というのは、投資信託を保有中にかかるコストのことです。
投資信託は、購入時にかかる販売手数料・保有中にかかる信託報酬・解約時にかかる信託財産留保額と3つの手数料がかかります。
販売手数料と信託財産留保額については、手数料がかからない投資信託も増えているので購入の際は手数料0%のもので、信託報酬コストが低いものを選ぶようにしましょう。
投資信託のコスト詳細はこちら

下記は、信託報酬以外は同条件で積立運用した場合の比較グラフです。(新生銀行HPより参照)

金額で見たのが次のグラフ。
20年で21.5万円の差になりました。

運用成績は、個々の力ではどうすることも出来ないのですが、コストを抑えることは可能です。長期で見ると0.5%の差も侮れません。
信託報酬が安い投資信託ベスト6
信託報酬が安いものを選んだほうがいいことは分かりましたが、実際にどの商品を選べばいいか気になりますよね?2020.5時点で信託報酬の安い投資信託ベスト6はこちら
ファンド名 | 会社 | カテゴリー | 信託報酬 | 純資産額(百万円) |
野村スリーゼロ先新国株式投信 | 野村 | 国際株式 | 0.00% | 14 |
SBI・バンガード・S&P500 | SBI | 国際株式 | 0.09% | 34,202 |
eMAXIS Slim米国株式 | 三菱UFJ | 国際株式 | 0.10% | 95,981 |
SBI・先進国株式(雪だるま) | SBI | 国際株式 | 0.10% | 2,055 |
eMAXIS Slim先進国株式 | 三菱UFJ | 国際株式 | 0.10% | 93,389 |
ニッセイ外国株式 | ニッセイ | 国際株式 | 0.10% | 159,780 |
野村スリーゼロ先新国株式投信は、信託報酬・購入時手数料・信託財産留保額がすべて0%で業界最安値となっています。
この商品は、野村證券のみで取り扱いをしており他証券会社では購入できません。また0%は2030/12/31までの期間限定となっており31年以降は0.11%以内の業界最低水準に変更の予定です。(20/5時点では未定)
31年後も0.11%以内の予定なので他の投資信託と比べても安い水準で運用することが可能です。
しかし今回は、どの証券口座でも購入できるローコスト投資信託上位5本を比べていきたいと思います。
5商品の比較と商品別構成銘柄
各商品の詳細を比較した表がこちら。
先ほどのデータに加え、基準価格や運用年数・トータルリターンが分かります。


1.SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド
こちらの商品は、バンガードS&P500(VOO)に連動しています。
バンガードS&P500はS&P500の全米国大型株銘柄に投資している。
上位組み入れ比率はこちら

2.eMAXIS Slim米国株式
こちらもSBI・バンガード・S&P500(以下SBI)同様に米国のS&P500に連動した商品になっています。上位10銘柄がこちら

3.SBI先進国株式(雪だるま)
SBI先進国株式は、日本を含む先進国株式への投資を行っています。
ダウ連動ETFのSCHB(60%)と米国を除く先進国ETFのSPDR(40%)で構成されています。
SCHBの上位組み入れ銘柄はSBIと同様になっています。
米国を除く先進国ETF・SPDRの組み入れ銘柄はこちら
ネスレやサムスンなど馴染みのある企業もあります。

4.eMAXIS Slim先進国
eMAXIS Slim先進国は日本を除く22ヶ国へ分散投資をしています。
構成比率・構成国の順位は下記の通り。アメリカへの比率が68.7%を〆ています。

5.ニッセイ外国株式
ニッセイ外国株式もeMAXIS Slim先進国同様に日本を除く先進国を投資対象としています。組入比率や組み入れ順位もほぼ同等で信託報酬も同じ0.10%となっています。

【投資信託比較①】米国株投資信託
野村を除く信託報酬ベスト5を見ると、米国投資と先進国投資の2通りに分かれているのに気づいたでしょうか?
1・2位は米国株への投資、3・4・5位は先進国全体に投資をしています。
次は同じ指標を対象にしている商品の違いについて構成銘柄の視点から比べてみたいと思います。(構成銘柄…商品を100%とした場合の各銘柄の購入比率)
まずは、米国株投資のSBIバンガードとeMAXIS米国との違いについて。
こちらが組み入れ比率上位10銘柄です。

10銘柄中9銘柄が同じでSBIはクレジットカードのビザ、eMAXISは金融のJPモルガンチェイスを入れているのが違いです。
また近年成長が著しいIT企業5社GAFAM(Google,Apple,Facebook,Amazon,Microsoft)の割合もSBIの方が多いのが特徴です。
信託報酬も0.01%の差なので、ハイテク株(ITやテクノロジー)の成長を見込むのであればSBI,出来るだけ均等に分散させたいのならeMAXISなど好みや考え方で決めてもいいと思います。
【投資信託比較②】先進国投資信託
先進国投資信託を比較するポイントは3つ
- 投資対象に日本を含むか含まないか
- 上位10社を米国株で構成orネスレ(スイス)
- 上位セクターの業種


すべて信託報酬は同じ0.10%なので、構成銘柄や業種・総資産額などで選ぶといいと思います。
筆者が選ぶ投資信託2選
5つの投資信託を比較してきましたが、筆者が米国・先進国で選ぶならどれにするかを最後に少しだけ書きます。
- SBIバンガードS&P500(米国株)
- ニッセイ外国株式(先進国)
基本的には、米国>先進国の投資信託を選びたいので開設している証券会社にSBIバンガードがあればそちらを100%投資します。
先進国投資信託より米国投資信託を選ぶ理由は、先進国を選んでも6割以上が米国へ投資しているため分散という意味合いでは弱いためです。
また構成銘柄の上位10社を見ても日本にいる私たちでも馴染みのある名前ばかり。
世界中でビジネス展開されているため米国株投資信託だけでも問題がないのではないかと思っています。(個人的見解)
今後はキャッシュレスが広まると思いますが、まだ現時点ではカード払いやカードからのチャージをされているためクレジットカードの普及や需要は今後も伸びていくのではとの思惑もあります。
iDecoやDCによっては米国株投資信託がラインナップにない場合がありますので、その時は先進国投資信託を選びます。
チャートを比較すると上昇時・下落時共にニッセイ外国株式とeMAXISSlim先進国株式はリターンに差がないので好みにもなります。
ニッセイ外国株式はITやヘルスケアの好景気時に強い業種とエネルギーや食品など不景気時でも打撃が少ない業種のバランスが上手くとれていると思うので選びました。
信託報酬の低い投資信託の特徴まとめ
- SBIバンガード…GAFAMの比率が高い、信託報酬最安値0.09%
- eMAXISSlim米国株…S&P500に連動しまんべんなく構成
- SBI先進国…日本を含む先進国株、銀行・小売セクター含む
- eMAXISSlim先進国…日本を含まない先進国株、銀行、小売セクター含む
- ニッセイ外国株式…日本を含まない先進国株、公益・日用品セクター含む
証券会社は投資信託の取扱数の多いSBI証券か
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参考データ資料
- 投資信託抽出…モーニングスター
- 信託報酬リターングラフ・表…ジャパンネット銀行HP
- Bloomberg VOO
- eMAXIS Slim米国株式目論見書
- SBI先進国株式目論見書
- Bloomberg SCHB
- Bloomberg SPDW
- eMAXIS Slim先進国株式目論見書
- ニッセイ外国株式目論見書
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